Last Update: "2005/04/30 15:17:13 makoto"
p400 inline update
Emacs cvs + inline package を 2005/04 頃に Tiger の上で
組立てた様子です。
以下では bash で作業をしています
(tcsh と bash の読替は
最後に表にしてあります
)。
以下の作業をするためには cvs, make, gcc などが必要です。これらは、
「Mac OS X Xcode Tools」 と書いてある CDROM の中の、Developer.mpkg をダブルクリックすれば、
準備出来ます。
(getting file from sourceforge)
まず海上版です。
mkdir local-src distfiles
cd distfiles
curl -o tiger.patch.gz "http://macemacsjp.sourceforge.jp/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=tiger.patch.gz&refer=EmacsIconCustomize"
cd ../local-src
export CVS_RSH=ssh
cvs -d anoncvs@savannah.gnu.org:/cvsroot/emacs co -D 20050315 emacs
cd emacs
gunzip -c ../../distfiles/tiger.patch.gz | patch -s -p1
cd ..
mkdir emacs-work
cd emacs-work
../emacs/configure --without-x --with-carbon
time make bootstrap
...
sudo make install
|
home directory に distfiles(配布形態置場)と local-src(作業場)を作っておきます。
|
|
local-src の中に、(1)emacs (2)inline-patch (3)Mule-UCS (後述)が並んでいます。
|
|
上の shell 作業のように
make bootstrap をすると、
emacs フォルダの中の、mac という名前のフォルダの中にヌー(emacs)のアイコンが出来ます。
make install もしておきます。
|
|
そのヌーのアイコンを「アプリケーション」に写して(移して)おきます。
左の図では、「移した」ため、上のフォルダから消えて下のフォルダに見えています。
Option を押しながら移動すれば「写す」ことが出来ます。
|
|
アプリケーションの中にあるヌーのアイコンをクリックすると emacs が立上ります。
|
|
dock に入れておくと起動に便利です。
|
mule-ucs
先で説明する .emacs を使って次のように言われるのは mule-ucs が入っていないか、
入れ方が適切でない時です。
File error: Cannot open load file, un-define
以下では bash で作業する時の例です。
まず cvs から取得します。
$ cvs -d :pserver:anonymous@cvs.meadowy.org:/cvsroot login
$ cvs -d :pserver:anonymous@cvs.meadowy.org:/cvsroot co mule-ucs
OS を設置した直後の場合 /usr/bin/emacs に -nw で動くものが入っています
ので、それと混乱しないように名前を変えておきます。
$ cd mule-ucs
$ type emacs
emacs is /usr/bin/emacs
$ sudo mv /usr/bin/emacs /usr/bin/emacs-nw
パスに /usr/local/bin を加えておき、type emacs で /usr/local/bin/emacs
と表示されることを確認します。
$ type emacs
-bash: type: emacs: not found
$ echo $PATH
/bin:/sbin:/usr/bin:/usr/sbin
$ export PATH=/usr/local/bin:${PATH}
$ type emacs
emacs is /usr/local/bin/emacs
mule-ucs
をバイトコンパイルします。その時には既に用意されている mucs-compile.el を使います。
$ emacs -q --no-site-file -batch -l mucs-comp.el
次のようにすると、画面に表示して、記録も残せます。
$ emacs -q --no-site-file -batch -l mucs-comp.el 2>&1 | \
tee `date +%Y%m%d`.compile.log
設置は (例えば)
rsync を使って写します。
/usr/local/share/emacs/site-lisp/ には初めは subdirs.el だけが置いてあります。
$ ls /usr/local/share/emacs/site-lisp/
subdirs.el
$ sudo rsync -a lisp /usr/local/share/emacs/site-lisp/mule-ucs/
Password:
上のようにして、
mule-ucs
も入れた上で、
http://macwiki.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi?CarbonEmacs
を見て、次のような .emacs を設定します。
(utf-translate-cjk-mode 1)
(require 'un-define)
(set-language-environment "Japanese" )
(set-default-coding-systems 'euc-jp-unix)
(set-terminal-coding-system 'utf-8)
(set-keyboard-coding-system 'sjis-mac)
(set-clipboard-coding-system 'sjis-mac)
(set-file-name-coding-system 'utf-8)
set-terminal-coding-system
の設定はどこから login するかによります。
euc-japan や sjis あるいは sjis-mac とする場合もあります。
bash と tcsh の読替
Mac OS X のターミナルを起動すると bash shell の窓が開きます。
その中で tcsh と入力すると、tcsh を使うことも出来ます。
上の説明の中で、この二つによる違いを下に挙げておきます。
適宜読替えて下さい。
項目 | bash | tcsh |
環境変数の設定 | export HOGE=foo | setenv HOGE foo |
stderr をパイプに送る | 2>&1 | | |& |
/usr/local/bin をパスに設定 | export PATH=/usr/local/bin:${PATH} |
set path = (/usr/local/bin $path) または
setenv PATH /usr/local/bin:${PATH}
|
emacs と
入力した時に実
行されるパスを
表示 | type emacs | which emacs |
|