p303 (ssh)
本文上から 5行目 には ~/.ssh/authorized_key という字があります。
この authorized_key は ssh プロトコル version 1 用です。
しかし今通常必要なのは プロトコル version 2 用の
~/.ssh/authorized_key2 です。
いま自分が使おうとしているのが、どちらのプロトコルか不明の場合には
ssh -V
と入力すれば表示されます。その表示例は次の通りです。
OpenSSH_3.6.1 NetBSD_Secure_Shell-20030917, SSH protocols 1.5/2.0, OpenSSL 0x0090703f
OpenSSH_3.5p1, SSH protocols 1.5/2.0, OpenSSL 0x0090701f
drwx------ 3 makoto 4096 Jun 29 11:28 .
drwx------ 5 makoto 4096 Jun 29 11:23 ..
-rw-r--r-- 1 makoto 824 Jun 29 11:19 authorized_keys2
相手側、(host B) で、.ssh のディレクトリが
cd
chmod 700 .ssh
してあることが必要です。
本文で「作ったうちの公開鍵」とあるのは、次の三つ、あるいはこれらのうちのい
くつかです。
id_dsa.pub
id_rsa.pub
identity.pub
これを相手側に置く時には、まず authorized_keys2 を用意します。それには次のようにします。
cat identity.pub id_dsa.pub id_rsa.pub > authorized_keys2
あるいは
cat id_dsa.pub id_rsa.pub > authorized_keys2
こうして用意した authorized_keys2 を
ssh 先の
相手側、(host B)
~/.ssh に置きます。
dsa と rsa の両方用意するのはどちらかしか使えない機械から入る
ためで、一方しか使わなければ、例えば、
cp id_dsa.pub authorized_keys2
のように用意する方法もあります(この時は既にあるものを上書きしないように注意します)。
ssh host-B.example.com とした時に、
username@hoge-B.example.com's password:
と聞かれるのは、この ~/.ssh 以下の設定が正しくない時です。
このままパスワードを入れれば、この方法でも ssh で入れます。
|